【中小企業診断士】某公的機関にて研修講師をしてきました
こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。
この度、某公的機関の課長昇格者研修の講師を担当させて頂いてまいりました。
かねてより、研修・セミナー講師業をやりたいと思っていただけに、かなり準備もしましたし、おかげさまで受講者の方々も楽しく参加いただけたと思っています。
「ミス」とは
今回の研修テーマは「部下のミスを少なくするアプローチ」ということで、新任課長様を対象に、部下の方への指導・育成に関する研修でした。
そもそも「ミス」って何だろう?って考えたことある人は多くはないと思います。
改めて今回「ミス」の定義と、その特性ごとの分類について冒頭に触れさせて頂きました。
そして、ミスというものは人間の行動特性(ヒューマンファクター)によるもので、完全になくすことはできないということをまずは理解することが大事ですね。
部下へのアプローチ「What-Why-Howで伝える」
相手に行動を促したい時に伝える指示として「What Why How」で伝えるという点をご紹介させて頂きました。
何を(指示内容・結論)、なぜ(重複しない理由を2つ以上)、どうやって(具体的なイメージが湧くように)の3点を、この順番で伝えることが大事!
シンプルで、かつ分かりやすく理解も促される、非常に便利なフレームワークです。
私の研修講師の診断士師匠から教えて頂き、私自身も意識しているフレームワークです。
行動を継続させるために最も大切な「フィードバック」
指示を出したら終わり、では人の行動は定着しません。
しっかりと結果を評価して、そのフィードバックをしてあげることが行動を継続させる大切な指導ポイントです。
そしてそのフィードバックは、行動してもらったらその直後が効果的であり、1週間後とかにフィードバックしていては効果が薄れます。
ボーリング場でボーリングをして、点数が1週間後に郵送されてくる、というシステムだとしたら、そのボーリング場には行こうとは思いませんよね。
その場で点数が分かるから、自分なりに結果が検証できて良いわけです。
褒める文化は組織を強くする
昨日の研修では「お隣の人を褒めてあげてください」という実践版も入れさせていただきました。
皆さん褒められて嬉しそうにしていました。笑
部下の方を大切に思うからこそ、認めるところをしっかりと認めてあげること。
そして何が大切かというと、「結果」を褒めるだけではなく「行動」を褒めてあげることが大事なのです。
「100点おめでとう!」よりも「100点おめでとう!毎晩夜遅くまで目をこすりながら頑張って勉強していた成果がでたね!」というように、結果だけではなく行動を褒めることで人は承認欲求が満たされて、行動の継続に繋がっていきます。
「5S」は企業の地盤
ミスを繰り返さない企業の特徴として、5Sがしっかりしているという点が挙げられると言われています。
5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾のことですが、単なる職場の美化活動に留まるモノではありません。
ルール化すること、そのルールを見える化させること、それらをメンバーが自主的に実践していること、これらが企業体質を強くしていくのです。
最後にSpecial Thanks
今回研修にご参加いただきました某公的機関の職員の皆様、本当にありがとうございました。
皆様真剣に取り組んで下さり、休憩時間にもご質問も頂き私も大変勉強させて頂きました。
今後の講師業もしっかりと準備して、参加者の皆様のお役に立てるようなコンテンツを構築していきたいと思います。