【経営コンサル】問題解決について

  • 2023/10/15
  • 経営関連

こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。

最近「ロジカルシンキング」についての研修講師登壇の機会が多くなってきています。

中でも「問題解決志向」についてが多い印象。

本日は私がいつもやらせて頂いている「問題解決の考え方」の研修内容についてご紹介させて頂きたいと思います。

全体の目次はこちら。

視点を変える

問題には捉え方があります。

見方を変えれば、別の問題が浮かび上がってくることもあります。

問題は表面的に捉えると解決に至らず、繰り返してしまうことがよくあります。

したがって、起きている問題に対して、本質的な原因が何か?を掘り下げることが重要です。

例えば、この机を見て何を問題視するかです。

ここで、「机が散らかっていて仕事が整理できていない」ということを問題視するというのは表面的な捉え方になります。

場合によっては、「この机に座っている従業員は、机の片付けもできないくらい忙しくて仕事がパンクしている?」と解釈もできなくはないですね。

つまり、問題をどうやって解釈するかで、対策は大きく変わってくるということです。

次に、こんな事例があります。

酔っ払いが駅のベンチから転げ落ちて線路内に転倒していたある駅の事例です。

「酔っ払いが問題」と普通は考えることが多いかと思います。

そうすると、「酔っ払いを規制する」という対策になるでしょう。

一方、「ベンチが問題」と捉えると、「ベンチの向きを変える」という対策が生まれてくるわけです。

問題の定義の仕方には「掘り下げ」と「角度を変える」という2つの手法があります。

それによって対策は大きく変わってくるということですね。

原因

原因を一つに絞るまえに、まずは広い視野で考える必要があります。

その「広い視野」というものを「MECE」という考え方に基づいて展開するのがロジカルシンキングの鉄則です。

MECEについては以前のブログで詳しく記載していますので、詳細はこちらへ

先日の登壇研修では、このような演習をさせて頂きました。

トップにある言葉をもれダブりなく分類すると??

問題というものの原因を考えるには、ひとつの視点からだけで原因を絞るのは危険です。

もれダブりない幅広い視点で原因を探るのがベストですね。

続いて「原因の掘り下げ」です。

トヨタ自動車が使っている手法として有名な「なぜなぜ分析」。

5回なぜ?を繰り返すと真因にたどり着く、ということが統計学的にも証明されているようです。

そして私の登壇研修で提供させて頂いた演習はこちら!

ちなみにこの演習はむちゃくちゃ盛り上がります!

最後に

本日は私がいつも登壇させて頂いている「問題解決手法」に関する研修内容の一部をご紹介させて頂きました。

演習盛沢山で、参加者の方々本当に楽しそうに取り組んでいただいております。

笑いあり、熟考ありの、実践型研修です。

ご興味ある方は問い合わせフォームより気軽にお問い合わせください。