【経営コンサル】企業研修紹介「自社を取り巻く外部環境情報の整理の仕方」
こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。
自社の経営戦略、事業計画、営業戦略などを立案するにあたって、「自社の情報」を整理することは当然重要です。
しかしながら、企業は1社で成り立っているわけではなく、そこには「市場」というものが存在しています。
自社を取り巻く「外部環境」は目覚ましく変化する時代を迎えており、時代の流れを「事実」や「データ」に基づいて把握することは非常に重要です。
補助金・助成金の申請、融資における事業計画など、「外部環境データ」という根拠に基づいて作成されるものが最も説得力があるものです。
本日は、この「外部環境情報」をどのように整理するのかという考え方についてご紹介します。
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「外部環境」とは?
一言で「外部環境」といっても大きくは2つの情報に整理されます。
それが、「マクロ環境」と「ミクロ環境」です。
「マクロ」というのは、自社から少し離れた「日本経済」や「世界情勢」といった、基本的には自社で動かすことができない「広い視野」でみた外部環境です。
そして「ミクロ」というのは、「マクロ」よりもより自社に近い範囲での環境を指し、「業界全体」や「都道府県単位」などの範囲における環境がそれにあたります。
外部環境データの目の付け所
外部環境データというのは、政府が様々なアンケート結果や統計手法を用いて毎年公表されています。
例えば、「建築業界」というものを例に挙げたとしましょう。
「建築業界」という業界がどのような業界で、今どのような状況にあるかというものを表現するのに、以下のようなデータが用いられたりします。
これらのデータは全て政府が公表する統計データとして蓄積されており、毎年のトレンドも全て発表されています。
自社を取り巻く外部環境の状況というのは、これらの「動かぬ事実」を用いて整理していくわけです。
「この地域は古い家がいっぱいある」
「この地域は築年数が50年を超える家が80%存在している」
この2つの話に、どちらの方が説得力があるでしょうか。
いわずもがな、当然後者ですよね。
統計データの解釈の仕方
数字というものは「事実」を表すものです。
しかし、その事実をもとに「解釈」を含めていかねばなりません。
どのような主張をするか?というのは、まさにその数字が「裏付け」になっていなければならないということです。
例えば上図のグラフがあるとします。
この数字が示す事実は「あるスイーツの売上個数は、2020年度から2023年度の4年間で○○個増えた」ということまでしか言えません。
ここから「だから何?」という「解釈」が必要になってきます。
では、この数字を根拠に、「だからこのスイーツは女性に大人気と言える」や「今後もスイーツ業界は安泰だ」という主張ができるでしょうか?
それは当然不可能であり、こういう主張を「論理の飛躍」と言います。
ここで概ね主張できそうな内容は「来年度もスイーツは増えるであろう」ということまででしょう。
「数字」というものは動かぬ事実ですが、「活用の仕方」はその事実に基づいて言えることに留まることは知っておきましょう。
数字を活用すると面白くなる!
人は何かを主張するのに、「根拠」があれば説得力が増します。
その「根拠」が「根拠」として正しいものであることが前提ですが、このような政府が公表する統計データというものは最も説得力に長けた「根拠」になります。
数字の扱い方を身につければ、相手はぐーの音も出ません。
それを覆すだけの根拠が必要になるからです。
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本研修セミナーでは、数字の取扱い方、数字の解釈の仕方なども含めて学んで頂き、「あの人の言っていることは説得力がある」と言われることを目指します。
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