【経営コンサル】本日は中小企業診断士二次試験合格発表日です
こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。
そうです、本日は中小企業診断士二次試験の合格発表日!
泣いても笑っても結果を待つのみ。
そしてこの日を境に、来年からの人生プランが変わります。
本日は私が中小企業診断士を目指していたころの話を綴りたいと思います。
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中小企業診断士受験生の思い
中小企業診断士とは経済産業省が認めた国内唯一のプロの経営コンサルタントに関する国家資格です。
1次試験で7科目(企業経営理論・財務会計・経済学・運営管理・経営法務・経営情報システム・中小企業経営政策)のハードルを突破した後、二次試験による論述問題に挑むか、大学にて養成課程を卒業するか2つの道を選択することになります。
二次試験に挑むにせよ、養成課程に挑むにせよ、それはそれは巨大なハードルです。
時間との闘いですし、どれだけ悩まされるかという、人生をかけた闘いと言っても過言ではありません。
中小企業診断士試験に挑む人というのは、ほとんどが社会人で平均年齢も30代以降が多いようです。
私も含めて、社会人としてある程度経験して、自分自身の人生に迷いを感じたり、これからの人生をどのようにステップアップしていくべきかと、大抵は日常において壁にぶち当たっている人が多い印象です。
そして、そこで迷ったまま何となく乗り越えていくか、決意して人生を大きく変えるために診断士試験に挑むか、それは大きな分岐点でしょう。
この試験に初めて挑む人は、まずこの一次試験の「量」に圧倒されます。
7科目という量の多さは、まさにタウンページ何冊分レベルか?!
しかも、だいたい馴染みのない領域であることが多く、テキストを読んでいても頭に入ってきません。
さらに、テキストを読んでいても過去問を解いてみると全然解けないという事態。
企業経営理論という科目においては、「最も適切なものを選べ」と出題されますが、実はどれも結構適切なんですが、「最も」適切な選択肢を選ばなければならないという、超イジワル科目。
しかし、受験生は上記のような「壁」にぶち当たった人が多く、何としても合格を勝ち取って「人生を変えたい」と強く願っている人が多いです。
それだけ試験にかける思いは生半可なモノではありません。
中小企業診断士試験にかけてきた私の思い
私は20年間某製薬企業に勤務してきました。
42歳で中小企業診断士になりましたが、実は初めてこの試験に挑んだのが37歳の頃でした。
当時、前職の企業で営業所長をしていましたが、その当時の私の思いは「営業所長としてとびぬけた存在になりたい」でした。
そしてまずは科目合格を目指して、数科目だけ勉強して試験当日を迎えたのです。。
試験当日、問題用紙を見て思ったこと。
「え??何これ??さっぱり分からん」
「勉強したことが一切出題されていない…」
そして初めて受験した中小企業診断士試験の2日間の試験は、マークシートの塗り絵で終わってしまいました。
・・・生半可な気持ちだけでこの試験に挑んだ自分が情けない、そう思い一旦挑戦をあきらめたのでした。
それから細々と財務会計やマーケティングに関する民間資格を取得して3年後。
会社の当時の上司から「グロービスでMBAの講義を受けろ」と言われ始めました。
その当時、前職の会社ではグロービス受講が流行っており、昇格においてもMBA取得者が優遇されるような雰囲気があったのでした。
しかし、私は「やれ」と言われてやる勉強が大嫌い。
だったら自分で勉強してやる!と一念発起し、中小企業診断士試験に再度挑戦することを決意したのでした。
それからというもの、毎日の睡眠時間が3時間、通勤時間も昼食時間も全て勉強。
帰宅しても食事しながら勉強、朝も会社に行く前に喫茶店で勉強。
そしてその頃、私の中である気持ちの変化が生まれたのでした。
「この試験に人生をかけてみたい」
「絶対に合格して、自分の力で会社を立ち上げて独立して生きていきたい」
それまでは会社が求めるスキルを身につけることが目的でしたが、今後の人生を大きく転換させたいという考えに変わり、勉強に対する姿勢が大きく変わることとなりました。
決断したことが一番の賞賛
私はこの試験に本気で挑戦したいと決断したその思いが最も褒められるべきことだと思っています。
何度も申し上げますが、この試験は生半可な思いでは絶対に合格しません。
色々なものを犠牲にして、色々なものを捨て去って、それでも合格が難しい壁です。
私も体調・プライベート・お金・時間、その他多くのものを犠牲にしてきました。
そして合格後は即独立すると考えていたので、会社での役職も捨て去りました。
受験勉強開始時から晩酌も全てやめて、土日も朝から晩まで勉強しました。
この試験は何度も何度も浪人して、路頭に迷わされる人も多くいる試験です。
それだけに、この壁に挑むと決断することは本当にすごいことなのです。
街中や電車の中で、「中小企業診断士試験対策」と書かれた本を必死で読み漁っている人をたまに見かけますが、心から私も嬉しくなりますし、応援したくなります。
それだけ価値のある資格で、それだけ決断することに大きな意味があるのです。
諦めたらそこで試合終了
私は生半可受験時を除くと、この試験に合格して中小企業診断士になるまで3年かかりました。
ちなみに私の周りには10年かけて合格した60代の診断士の人もいます。
全員共通して「絶対に自分の力で人生を変えてやる!」と常に考えて勉強してきた猛者たちです。
要は諦めなければ人生は変えられるということです。
逆に諦めてしまったら、その時点で絶対に合格はできません。
最後は気持ちの問題だと強く思います。
私は3年という年月を要しましたが、長い人生を考えれば「たったの3年」なのです。
それくらいの投資をする気持ちが大切です。
トータル3,000時間以上勉強しましたが、私は中小企業診断士になるという「スタート」にたてたことで、人生何でも努力すればできるんだ!と思えるようになりました。
中小企業診断士になってからももちろん毎日勉強しています。
人生という長い旅路の中においても、諦めたらそこで試合終了なのです!
最後に
この試験にかけてきた思いは並々ならぬものでしたので、本日は熱くなってしまいました。
人生は絶対に大きく転換させることができます。
中小企業診断士試験に挑むという道に限らず、様々な岐路に立たされても同じことが言えます。
思い立った時、そして決断した時、それが本当の闘いの始まりです。
本日の合格発表で、一人でも多くの新たな中小企業診断士が生まれることを心よりお祈り申し上げます。
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