【ケーススタディ】経営戦略策定研修で某大学にて登壇!

  • 2024/01/14
  • 経営関連

こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。

この度、年末年始において某大学にて学生様向けの講義に登壇させて頂きました。

テーマは「【ケーススタディ】経営戦略策定演習」について。

「ケース事例」については、業界の経営者の方々と議論しながら作成し、大学教授にも監修を頂いております。

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経営戦略の作り方

経営戦略を考えるに当たり、まずはその手順を抑えましょう。

いきなり「こんな事業を新しくやりたい!」、もしくは「この事業からた撤退したい」と入るのではなく、まずは現状がどうなっているのか?の作業から入ります。

SWOT分析とは

経営戦略を策定するに当たり、まずはその企業の現状分析を行うところから始まります。

本研修セミナーで用いるのは「SWOT(スウォット)分析」というものです。

SWOTとは、その企業内の状況と、その企業を取り巻く外部の状況を「ポジティブ情報」と「ネガティブ情報」に分けて分類するモノです。

SWOTとは以下の頭文字をとった言葉です。

■ 「S」  : Strength(自社の強み)

■ 「W」 : Weakness(自社の弱み)

■ 「O」 : Opportunity(自社にとってチャンスとなるもの)

■ 「T」 : Threat(自社にとって脅威となるもの)

事前に配布された「ケース事例(与件文)」から、自社の強み・弱み・機会・脅威に該当する内容を、それぞれ分類して記載していく作業から始まります。

何事もどうしたい、こうしたい、と考える前に、「今どうなっているのか?」が整理されなければ、次なる計画を立案することはできません。

まずは正確に現状を整理するところが重要です。

「ありたい姿」「あるべき姿」を考える

SWOT分析によってケース企業の現状を整理することができれば、次は「その企業が5年後~10年後にありたい姿」「あるべき姿」を考えます。

「自社は今大阪にしか拠点がないので、5年後には東京に進出していたい」

「年商が現在5億の企業なので、5年後には10億企業になっていたい」

「新たな事業を始めていたい」 などなど。

これは現状を踏まえて、どれだけの夢を描くかという作業です。

ここでは、「実現可能性」と「抜本的であること」を視野に入れて考えた時に、ワクワクするもの。

このプロセスではネガティブにならずに、ポジティブに夢を描きましょう。

現状とありたい姿のギャップを明確にする

ありたい姿を描いた次のステップは「現状とのギャップを明確にする」という作業です。

現在3店舗の飲食店が、5年後に10店舗展開していたいという「ありたい姿」を描いたとした場合、そのギャップは「7店舗不足している」ということになりますよね。

それと同じように、今と未来との間にどのような「解決すべき問題」があるかを明確にします。

ここではまずは「問題(=解決すべき事柄)」を明確にするところから始めます。

よくここで「問題」と「課題」を間違えてしまうことが生じます。

「問題」とは、「現状とありたい姿とのギャップで、解決すべき事柄」(=事実)です。

そして「課題」とは、その問題を解決するためにやるべきこと(=「What to do」)のことです。

「7店舗不足」が問題で、「7店舗作るべき」というのが課題ということになります。

解決策の「4P戦略」

ここで初めて、先ほどの問題を解決させるための「具体的な解決策」を考えます。

本ケーススタディでは「4P」というフレームワークを用います。

4Pというのはマーケティングの領域で用いられる分類手法で、以下の頭文字から4Pと呼ばれています。

「Product」(製品・サービス): 新しくどのような製品・サービスを提供するのか?

「Price」(価格): 上記の新しい製品・サービスをどのような価格で提供するのか?

「Place」(流通販路): 上記の新しい製品・サービスをどの販路で提供するのか?

「Promotion」(プロモーション): 上記の新しい製品・サービスをどのような宣伝をして広げるか?

組織は戦略に従う

本研修では具体的に新しい取り組みを考えた後に、最後に「自社の組織体はどうあるべきか?」を考えます。

仮に「海外展開をする」という戦略であった場合、今まで国内に特化していれば「海外事業部」という組織を作った方が良いかもしれません。

「新しい新製品を開発する」と考えた場合、今までになかった「新製品開発部門」という組織を作った方がよいこともあります。

チャンドラーの「組織は戦略に従う」という言葉があります。

今後の新たな経営戦略を考えた場合、その戦略に従って自社の組織を改編していくことで、その戦略を具体的に実現しやすくなります。

「経営戦略策定」とは「夢」を描くこと

私は子供の頃、また学生時代においても「将来の夢」という作文をよく書きました。

経営戦略策定というのは、まさに自社の「将来の夢」を作文することと同じです。

策定する目的が融資のため、補助金申請のため、上場のためなど、様々な目的が想定されますが、「自社の将来の夢の作文」であることに大きな違いはありません。

つまり、夢を描く以上は「ワクワクすること」に繋がります。

「あんなこといいな、できたらいいな。」

ドラえもんも言ってますよね。

本研修では参加頂きました皆様にワクワクドキドキを体験して頂きます!

自社の夢を是非ワクワクしながら一緒に考えるきっかけにしてみませんか?

ご興味ある方は、問い合わせフォームより気軽にお問い合わせくださいね。


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