【経営コンサル】プレゼンのコツ

  • 2023/10/09
  • 経営関連

こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。

こんな悩みをお持ちの方はいるのではないでしょうか?

■ 人前で話すのが苦手

■ 伝えたいことがうまくまとめられない

■ プレゼン資料を作るのが苦手

■ プレゼン資料が文字だらけで見づらい

私は中小企業診断士としてプレゼンテーションをする機会が非常に多く、また前職でも20年間製薬企業に勤務していましたが、商談のほとんどがプレゼンによるものでした。

管理職に就いていた頃も、部下のプレゼンには熱い指導もしてきましたし、診断士になってからもそういった指導や研修もやらせて頂いています。

本日は「プレゼンテーションの極意」についてせまりたいと思います。

プレゼンが上手い人

プレゼンが上手い人には3つの特徴があります。

① 話し方がうまい

② 話す内容が分かりやすい

③ プレゼン資料が見やすい

要は、「ストーリー」・「話し方」・「資料の魅せ方」の3つがプレゼンに求められる大事な要素であるということです。

そして全てにおいて、「言いたいこと(結論)が分かりやすい」という点が最も重要です。

プレゼンが上手い人は、この3点に拘りをもっていると言えるでしょう。

ストーリー

プレゼンテーションで最も重要なのは、プレゼンにおける「ストーリー」です。

どれだけ面白い話し方をしても、どれだけ見やすい資料を作ったとしても、内容が整っていなければプレゼンは失格です。

ここで重要視したいのは、「ストーリーが全体として繋がっているか」ということです。

PowerPointでプレゼン資料を作っていくと、時として、「なぜこのスライドがここにある?」ということがよくあります。

資料には必ず1枚1枚に意味があり、ストーリーとして成り立たせる構成要素としての役割を発揮しないものが含まれると、それは「無意味」になります。

よく「これも伝えたい」「これは言っておきたい」「これも参考に」と、なんでもかんでも伝えようとストーリーに入れる人がいますが、ストーリーはいかにシンプルで、いかに伝わりやすく、いかに繋がっているかが重要です。

「参考にこれも」という情報は、本当に参考になっていれば良いですが、自分が言いたいだけで、ストーリーとして繋がっていない情報だとしたら、もはやそれは「雑音」でしかありません。

プレゼンの話し方

次に「話し方」についてです。

私は人のプレゼンを聴くと、一瞬で事前練習をみっちりやったかやってないか分かります。

実に、3秒程度で分かります。

「えー、」や「あー、」という、「無駄な接頭語」が入っている人のプレゼンは練習不足なのです。

そして「えー、」や「あー、」を言いそうになったら、ぐっとこらえてみると良いでしょう。

ちょっとした間が生まれますが、実は聞いている側からすると心地よい間に聞こえるのです。

プレゼンする側が「えー、」や「あー、」をなぜ言うか?

それは、喋っていないと心配になるから、黙ってしまうと良くないと思っているから、という完全なる錯覚です。

聞く側には心地よい間を与えると聞きやすく、より中身が入っていくことでしょう。

話し方については、まだまだたくさんありますが、一番宜しくない「えー、」「あー、」を治すことだけでもかなり訓練は必要かと思います。

パワポ資料

PowerPoint資料については、何気に怠る人が多い印象です。

プレゼンの際のPowerPoint資料のNG例は以下の通りです。

① 文字が多い

② 1枚のスライドに言いたいことが複数入っている

③ 細部にまでこだわっていない

最も多い例が①です。

プレゼン時のスライドは「読ませる」のではなく「見せる」ものです。

スライドをパッと見て5秒で言いたいことが分かる資料でなければ、集中力が途切れます。

次に多いのが②です。

「1スライド1メッセージ」が基本です。

「あれも言いたい」「これも入れておこう」「これも参考に」は、全て伝わりません。

そして③についてはレベル感はあります。

プロのデザイナーが作るクオリティは別として、素人としてでもこだわりはちょっとしたところに現れます。

フォントスタイルが整ってなかったり、全体のスライドの色彩の統一感がなかったり、改行のタイミングが整理されていなかったり、と。

この辺りは、「よいスライド」「見やすいスライド」を数多く見ると良いと思います。

だからこそ、他人のプレゼンは多く見る機会を設けた方が良いでしょう。

プレゼンの目的は「伝えること」ではない

プレゼンは「伝える」ことが目的ではありません。

プレゼンの目的は「相手を動かすこと」です。

そのためには相手の心を動かさなければなりません。

「プレゼンしたのに動いてくれない」と嘆くプレゼンテーターは、プレゼンが相手に届いていないという証拠なのです。

今回はざっくりと表面的なプレゼンスキルの必要事項を綴りました。

プレゼンテーションが上手くなりたい!

人前で上手に喋れるようになりたい!

自信をもって話したい!

そういった、「緊張をいかにせずにプレゼンできるか」というマインド面についても今後フォーカスしていきたいと思います。

プレゼンスキル研修も承っておりますので、お問い合わせフォームより気軽にご相談くださいね!