【経営コンサル】企業研修のプロデュースの仕方はこれ!

  • 2023/10/31
  • 経営関連

こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。

本日、改めて私の得意分野としている「企業研修」について綴りたいと思います。

リスキリングが叫ばれる昨今、企業内で「研修」という「学びの場」を設けることは非常に増えつつあります。

しかし、研修となると「座学でしょ。実務は違う」と思われがちですが、弊社のプロデュースする研修セミナーが「実務に直結する参加型研修セミナー」であることと、その面白さについてご紹介したいとおもいます。

管理職研修

私が独立してからお受けする研修は、現時点では管理職研修が多いです。

「部下の育成」について等の「組織マネジメント」から、「問題解決思考」等の「論理的思考」などです。

一般的に管理職層に求められるスキルは大きく以下の3つと言われています。

①「テクニカルスキル」

これは技術的な知識やスキルそのものです。

部下自身がプレイヤーですので、技術的な側面が部下より劣っていること自体は問題ではありません。

ただ、知らない、分からないだけではメンバーの信頼を失墜する可能性も出てきますので必要なスキルと言えるでしょう。

②「コンセプチュアルスキル」

これは「概念化能力」とも言われますが、情報を整理し、本質的に何が言えるのかということを突き詰められるスキルです。

論理的思考そのものと捉えてもよいかと思いますが、マネジャーとして部下の方への指導をするに当たり、筋道立てて説明や指導をすることは非常に重要であり、そのためのスキルと言えます。

③「ヒューマンスキル」

上司も部下も人間です。

どれだけテクニカルスキルやコンセプチュアルスキルが優れていたとしても、「思いやり」や「信頼」がないと人はついてきません。

最近では「褒め方」についての研修も依頼を受けることがあります。

「組織エンゲージメント」という言葉がある通り、今の時代は叱って育てるより褒めて育てる方が絶対に組織は成長軌道にのると言えます。

そして、この「ヒューマンスキル」は持って生まれたものではなく、スキルとして磨くことができるのです。

褒め方は訓練が重要

私が前職で管理職に初めてついた時に作ったものが「褒め語録」でした。

褒め方にも色んなテクニックがあると言われます。

人によってそれは使い分ける必要がありますが、共通して人間の承認欲求を満たすテクニックがあります。

それは「結果」だけを褒めるのではなく、「行動(プロセス)」を褒めるということです。

「100点満点おめでとう」で終わるのと、「毎晩遅くまで必死で勉強してきた姿は見事」と言われるのとで、褒められる側からするとモチベーションは大きく変わります。

そして「行動を褒める」ということが「行動の継続に繋がる」という検証が「行動分析学」という学問でも立証されているくらいです。

さらに、「具体的に褒める」というのも大切なテクニック。

「頑張ったね」と言われるのと「昨日の夜8時に汗水たらしながら作業している姿を見て本当に頑張ったねって思う」と言われるのと、どちらが褒められる側は嬉しいかという話です。

そして、部下は上司に褒められた分だけ行動量が増え、行動が継続されます。

成果を残し続けるチームには、必ずマネジャーの「ヒューマンスキル」が長けているというベースが備わっていると言えると私は思います。

全員参加の研修はこうプロデュースする

上記のような管理職研修をお受けすることが多いですが、基本的に私の提供させて頂く研修セミナーは「全員参加型」を意識しています。

私が一方的に講師としてしゃべり続けるというよりは、演習をふんだんに挟み、皆さんに主人公になっていただきながら学んでいただきます。

「あなたは喫茶店の店長です」

「今店はこんな状態です」

「集客をするためにチームで色んな案を出し合ってみて下さい」

「チームで数ある集客方法の中からひとつに絞って発表してください」

このように、架空の事例を想定しつつ、参加者全員でディスカッションしていただき、楽しみながら身に着けていっていただくというスタンスです。

そして架空の事例から実務内容を取り上げてディスカッションしていただき、普段落ち着いて考えることのない日常業務の中での課題を取り上げて考えて頂くなども含めます。

参加された方々の満足度は非常に高く、リピートのご依頼も頂いております。

研修テーマ

研修テーマはご依頼に応じて柔軟に対応させて頂いています。

弊社企業研修コンテンツページには実施したことのあるコンテンツを掲載させて頂いておりますが、これ以外にも幅広いテーマでお受けしております。

とにかく、私はPowerPoint作成が得意です。

(PowerPoint作成セミナーの実施もしております)

世の中の人達が日々楽しみながら、ワクワクしながら学べる環境をプロデュースすることにこれからも尽力して参りたいと思います!