【経営コンサル】視野を広げる訓練法
こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。
実は人はある環境や空間において、あまりモノや空間を見ていない、または見れていないと言われています。
視野は広い方が良いというのは言うまでもありません。
広い視野、高い視点を磨くために「観察力」というのが活かされます。
本日は、私がかつて実践していた「視野の広げ方」について綴りたいと思います。
広い視野とは
広い視野をもつことは、思考が広がりに繋がります。
1つの物事に対して、別の角度から物事を見た時に違った見え方ができるというメリットがあります。
以前、ある中小企業の管理職研修で「問題解決手法」について研修をさせて頂いた時にご紹介した内容は以下の通りです。
「駅のベンチに寝ていて酔った客が、誤って線路に落ちてしまう」という事態が立て続けに起きた、ある駅のホームでの事例です。
大抵は「酔っている客を何とかせねば」と考えるかと思います。
一方、この駅では「ベンチに問題がある」と捉えたのでした。
結果、ベンチの向きを変えることで酔っ払い客の線路への転落を劇的に減らしたということです。
広い視野をもつと、考え方が1つに固執することなく違った角度から物事を見ることができるようになるわけです。
観察力の磨き方
では、「視野を広げる」ってどうやって訓練したらよいの?という話です。
私がかつてやっていた簡単な訓練をご紹介します。
突然ですが、飲食店に入ると、「何を注文しようかな」を真っ先に考えると思います。
いつも入っている店であれば、「今日はいつもの定食食べようかな」「たまには違ったメニューも頼んでみようかな」など。
食欲が前に出て、食べることの楽しみでワクワクしていることでしょう。
ここで私がかつてやっていたことは以下です。
① 店に入って席につく
② 目をつぶる
③ 店に入ってから席に着くまでの間で気が付いた、この店の特徴を10個上げる
これ、実はむちゃくちゃ訓練になります。
かつて、ある友人とこんな会話をしたことがあります。
私: 「駅前にできた新しい居酒屋、安くてメニューも豊富でとっても良かった!また行きたい!」
友人: 「そうなんだ!店内の壁の色は何色だった?」
私: 「え・・・??」 ⇒(覚えてない・・・、いや、見てない・・・。)
自分が情けなくなりました。
でも、本当にそこまで見てないのは事実なんです。
それから、この訓練をしはじめてからというもの、視野が少し広がっていったのではないかと実感しています。
意外性
意外なところに新たな発見というものが隠れているものです。
視野を広げるというのは、簡単に言いますがやはり訓練が必要です。
凝り固まった思考から解放されるために、日常生活の中でちょっと楽しみながら訓練してみると良いでしょう。
今回は飲食店に入店した時に実践していた私の簡単な訓練法をご紹介しました。
何事も続けてみると、絶大なる効果が身に蓄積されていくものです。
複数の人と一緒になってやってみると、楽しみながら実践できるかもしれませんね。
「自分は結構思考が偏っている」と自分で思っている方は、是非試してみて下さい!