【経営コンサル】「7つの習慣」に学ぶ
こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。
弊社は「前倒し」の文化を導入しています。
何事も、前倒しで作業する。
「明日やればよい」は、不測の事態への予防線にならないからです。
そして何より私は、「前倒しでやる」ということは「健康に良い」と思っています。
どういうことか??
本日は、前倒しの文化がもたらす効果について綴りたいと思います。
精神衛生上の安心
「健全な精神は、健康な身体に宿る」とよく言われます。
そして「健全でない精神状態」というのは、「自ら環境をコントロールできない状態」に陥るものです。
「追われている状態」という環境ですね。
私は必ず1日で「やりたいこと」と「やらなければならないこと」の2軸でスケジュールを組むようにしています。
そしてその2軸のうち、「やらなければならないこと」を優先し、必ず「やりたいこと」もやる時間を確保します。
このブログを綴ることも「やりたいこと」のひとつ。
ビジネスにおいて、やるべきこと、やらなければならないことは、とにかく前倒しで取り組む習慣は大事。
そして、最近意識するようになったことは、こちら。
「やるべきこと、やらないといけないことは、午前中に仕上げる」
これによって、「やりたいこと」で1日を終えることができます。
7つの習慣
スティーブン・R・コーヴィが著者の「7つの習慣」という本をご存じの方もいらっしゃるかと思います。
こちらの本では物事の優先順位を考えるに当たり、「タスクの4象限」というものが表現されています。
緊急性と重要性の2軸で、やるべきタスクを4象限に分類したのが上記の図になります。
こちらの4象限の中で、最も最優先にやらなければならないタスクは「緊急性高・重要性高」の「必須の領域」であることは言うまでもありません。
例えば、「クライアントからのクレーム対応」や「締め切りが差し迫るタスク」といったものです。
しかし、このタスクの4象限の中で、最も最優先で取り組まなければならないのは「必須の領域」ですが、実は「必須の領域」をいかに減らすことができるか?が重要なのです。
「必須の領域」のタスクをこなしている状態は、即ち「追われている状態」でもあるわけです。
では、どの領域に力を入れることで「追われている状態」から解放されるのか?
「緊急度低・重要度高」の「効果性の領域」です。
つまり、私は「やるべきこと・やらないといけないこと」という「必須の領域」のタスクを午前中で終わらせて、午後からなるべく「やりたいこと・将来に向けたタスク」という「効果性の領域」のタスクをしようと鋭意尽力しているというわけです。
まずは現状確認
日々「追われている」と思われている方。
まずは、1日のタスクのタイムスケジュールを精緻に洗い出してみて下さい。
30分単位くらいで整理してみると良いでしょう。
「やるべきこと・やらないといけないこと」というタスクはどのくらいの割合を占めていますか?
また、「将来に向けたやりたいと思っていること」のタスクはどのくらいの割合を占めていますか?
まずは現状を正確に洗い出してみることから始めてみましょう。
そして、「将来に向けてやりたいと思っていること」のタスクが1日の10%に達していない方は、要注意です。
「ゼロ」という方も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは1日の業務時間の、たった10%だけ意識して時間を設けましょう。
それに合わせて、「やるべきこと・やらないといけないこと」を調整するのです。
これを毎日1年間続けてみるだけで、かなりの効率的なタスク配分の習慣に繋がります。
そして、これは誰でもできます!
未来に繋がるワクワクの毎日は、たった一つの習慣から始まります!