【経営コンサル】起業家に多い「ポジティブシンキング」

  • 2023/11/27
  • 経営関連

こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。

本日はお仕事でいつもご一緒させて頂いている起業家の方と軽いミーティングをさせて頂きました。

改めて思う事として、起業家はポジティブな方が本当に多い!

夢を語るのが起業家の仕事でもあると言っても良い程、夢を語り合うことに前向きです。

本日は、私自身が起業した背景も含めて「ポジティブシンキング」について綴りたいと思います。

「なりたい自分」は「イメージすること」から

私はかつて20年間、製薬企業に勤務してきました。

入社以来MR(医薬情報担当者)として営業を続けてきて、全国1位の売上も何度も達成したこともあります。

なぜそれが行動として、成果として紡ぎあげることができたか。

今思えば「全国1位の売上高をたたき出せる自分になりたい」と思い続けたことが原点です。

上司から「この売り方をしてこい」とどれだけ言われても、私は自分が思ったやり方の方が売れると思って、(失礼ながら…)背いたりもしてきました。

しかし今まで3都道府県でMRをしてきましたが、3拠点すべてで全国1位の売上を達成しました。

所長になってからも営業所として1位も経験済です。

理由はノウハウというよりは、やはり「なりたい自分」をイメージし続けたことだと思っています。

従業員でいた頃は、時には社内の愚痴を吐いたことも多々ありました。

先輩たちとの飲み会の席で、持論をぶつけ合ってけんかしたことだってあります。

当時、絶対に攻略したい医療機関に攻めの姿勢で行き過ぎて、出入り禁止処分を受けて、悔しくて営業所の皆の前で大泣きしたこともありました。

しかし、ネガティブな発想は自分をダメにすると思って、常に1位になって表彰台にたっている自分だけをイメージし続けてきたのでした。

「なりたい自分」は必ずなることができます。

しかし、イメージをしなければなることはできないでしょう。

だからこそ、夢ある起業家はポジティブな人が非常に多い印象です。

「ポジティブシンキング」がもたらす効果

「やりたいことが多すぎる」

これは、何よりのポジティブシンキングだと思います。

ネガティブな人の話は、自分の力をどんどん吸い上げていくものです。

従って、私は基本的にはネガティブな発想をする人と一緒にいると、「残念だなぁ」と思うことが多いです。

将来を考える人。

過去は過去として受け入れて、前を向いている人、前を向いて走ろうとしている人。

この人たちは、絶対に「なりたい自分」になることができます。

大谷翔平選手はWBCの試合前にこのように述べました。

「みなさん、憧れることはもうやめましょう。」

「憧れ」って大事なことです。

でも「憧れ」が目の前に現れた瞬間は、チャンスでしかない。

もうその時点で「憧れ」は「ライバル」なのです。

私は前職の製薬企業に入社した20年前に心に誓ったことがありました。

「自分がこの会社を辞めることがあったとしたら、転職ではなく、独立だ」と。

そして、会社で頂いている給与と同じだけの価値を世に提供し、対価を頂けるスキルと知識を身に着けた時が、独立するタイミングだと決意して20年働いてきました。

すなわち、私は20年間、独立するための準備を前職の企業で学ばせて頂いていたと言っても過言ではありません。(こんなこと言ったら前職の会社に怒られるかもですが…)

それだけ、会社で得られるモノは全て自分のものにしてやると思っていましたし、「なりたい自分」という未来を常に考えてきました。

ポジティブシンキングは、「未来を描く」ことに他なりません。

企業人も起業家も同じ

企業の従業員の方も、起業家も、やること、担うものの違いで、「なりたい自分」を実現させるためのプロセスは一緒です。

ただ、残念ながら(私の周りでは)起業家の方がポジティブな印象をもっています。

守られる環境にないからこそ、前に進むしかないのです。

そんな時にいやいや仕事をしている人も中にはいるかとは思いますが、基本的に起業家の皆さんは「ありがたい」と思って仕事をしています。

従業員の方が全てそうではないとは申し上げませんが、安定感をもって仕事をされているという思いは心のどこかにあるのではないでしょうか。

決してそれは否定しているのではなく、ごく自然なことだと思っています。

しかし、従業員の方でも「なりたい自分」に必ずなれます!

それは、与えられた仕事を「なりたい自分の為」と考えられることが重要です。

未来を考えて仕事をすることはこの上ない幸せです。

夢を形にしよう!

人生は一度きりです!