【中小企業診断士】Power Point作成スキルアップセミナー講師を務めさせて頂きました。

  • 2023/07/07
  • 経営関連

こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。

昨夜は「Power Point作成スキルアップセミナー」の講師を務めさせていただきました。

私自身、前職時代から約20年間、Power Point資料を作成し続けてきました。

本部にてPower Point資料を作成して全国営業員に配信する業務の管理職も経験させて頂きました。 

そのような経験を軸に、自分自身のPower Point作成のノウハウを言語化し、セミナーを通して受講生に伝えられたことは、弊社の知財として蓄積されたという素晴らしい機会にも繋がり感謝です。

プレゼンをする対象は誰か?

今回は「プレゼンテーション」をするためのPower Point作成を目的としたセミナーとさせて頂きました。

*ちなみに、プレゼンテーションというのは、スティーブジョブズのような「演出」的なプレゼンではなく、「セミナー」「教育」「講演」といった場面で、「ハンドアウト」としての機能を果たすプレゼンに使用するPower Pointです。

まずは誰を対象としてプレゼンするのか?

実はこれが全ての入り口ですし、言い換えればこの軸がブレるとPower Pointの作成趣旨は変わってきてしまいます。

Power Point作成の方向性に、「ストーリー(論理)」と「デザイン」の2本柱から成り立っているものですが、この「対象は誰か?」で決まるのは概ね「ストーリー(論理)」です

プレゼンの聴講者、もっともっと究極を言うと、その聴講者のうちのどの層に一番届けたい内容か?が、実はPower Pointを作成する上で最も重要な入口だと思っています。

プレゼンの目的は何か?

プレゼンテーションの目的は何か?

そのプレゼンで伝えたい内容を「知ってもらう」ことでしょうか?

「知ってもらうこと」が目的のプレゼンであれば、「知りました」「分かりました」で目的達成でしょう。

しかし、だいたいのプレゼンの目的は、それが目的ではないのではないでしょうか?

では、よく言われる「プレゼンの目的は相手に行動してもらうこと」という話がありますが、私はそうではないと思っています。

私の思うプレゼンの目的は「相手に結果を出してもらうこと」だと思っています。

だとしたら、どのようなストーリーで、どのような見せ方をして、どこを強調して、というPower Point作成のコンセプトは大きく異なってきます。

プレゼンの目的に応じたPower Point作成のコツ

ここから先は弊社の知的財産ですので、詳細はお問い合わせフォームへ…と言いたいところですが。

要は前述のとおり、「相手に結果を出してもらうこと」が目的であるPower Point資料を作るには、「伝える内容」と「伝え方」と「見(魅)せ方」の3本柱に集約されます。

「伝える内容」におけるコツは、いかにして「自分でもできる」と思える、かつ、「自分でもできる」ということがイメージできるような内容にするか。

「伝え方」というのは、「全体のストーリーにおける、そのスライドの位置づけ」を明確にさせたり、「スライドの前後関係」や「1枚のスライド内での情報の整理の仕方」などです。

特に「全体のストーリーにおける、そのスライドの位置づけ」は、絶対的に重要視するべきで、それが説明できないスライドは、ただの無駄なスライドでしかなくなります。

最後に「見(魅)せ方」は、いかに「見やすい」、いかに「頭に入ってきやすい」という、スライド1枚1枚のデザイン性の柱です。

これが長けていると人は「無関心」から「関心」、「関心」から「興味」へと志向がステップアップしていきます。

だから、文字だけスライドは眠気をそそるわけですね…。

スライドで伝えたいメッセージはいくつまで?

こんなことを伝えたい!

あんなことも伝えたい!

よし、スライドにそれらの情報を詰め込んで、全部分かってもらおう!

その熱い思いは分かりますが。

聴く側にとって本来の目的である「結果を出してもらう」ということに対して、必要な情報でしょうか?

大事なことは「話してファースト」ではなく「聴き手ファースト」であること。

さらに言うと、「聴き手」が動いた結果、その価値を享受した相手にその価値に満足してもらうこと、です。

そのための「論理性」には徹底的にこだわりましょう。

そして、1枚のスライドで伝えたい「結論(=メッセージ)」は「1メッセージ」であることがPower Point作成上の鉄則です。

プレゼン指導のお手伝いもさせて頂くことがありますが、共通して言えることは「このスライドで言いたい1つのメッセージは何?」が???ということです。

私がPower Point作成で大事にしていることは、このポイントです。

スライドのデザイン性

見(魅)せ方は、そもそも相手の脳の入り口に入れてもらえるか否かの透過口です。

そもそもプレゼンは「聴かせる」なのか「読ませる」なのか?

つまり、文字リッチスライドは脳の入り口どころか、視界の入り口にも入れてもらえず、「情報」ではなく「雑音」と化します。

そのためにデザイン性が駆使されることで、視覚的に情報が入りやすくさせるわけです。

そしてPower Point作成上の「見(魅)せ方」については、あらゆるテクニックがあります。

詳しく学びたいという方は、是非お問い合わせフォームよりご連絡いただければと思います。

最後にSpecial Thanks

今回のセミナーに大変お忙しくもご参加下さいました受講生に本当に心より感謝したいと思います。

参加型セミナーをモットーとしている弊社ですので、手を動かし、実際に体験をして頂いて、共にレビューして、より良いモノを築く「コンサル的セミナー」が弊社の売りです。

そのような中、Power Point作成のノウハウを授けてほしい!と仰って下さいました受講生の熱い思いに私も心動かされて、今回のコンテンツをご用意させて頂きました。

少しでもお役に立てたのであれば本当に嬉しい限りです!

なお、プレゼン用のPower Point資料作成のご依頼もお受けしておりますので、気軽にご相談下さいませ。