【医療従事者対象研修】医療従事者が学ぶ組織力向上のための問題解決思考ーメディカル・ロジカルシンキングがもたらす「強いチーム」ー
こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。
元製薬企業出身で中小企業診断士の私の強みを活かし、新たな医療従事者向けの研修コンテンツを作成しました。
改めてコンテンツページにも掲載準備中ですので、掲載されましたら是非ご覧いただければと思います。
問題解決思考に必要な要素
起きてしまった問題をどのように捉えて解決に導くのか。
これは組織を強くしていく上で、特にリーダーや管理職では必須の思考法であります。
医療の世界に関わらず、どのような領域においても必要とされる「問題解決思考」。
この原点にはまさに「ロジカルシンキング」にあります。
物事を論理的に捉え、筋道立てて現状を整理することで、問題の発生は劇的に減っていきます。
なぜなら、そこには「根本的な解決手法」が導かれているからです。
そのためには、過去からの経験による固定概念や、「当たり前」を「当たり前」と捉えてしまう発想は問題を繰り返すことに繋がるということを覚えておくべきです。
何かと時代の変化が激しい昨今、過去の経験を頼りにすることも大切ではありますが、「ゼロベース」で物事を捉えて、不可能と思わずに発想を膨らませていくと、そこには「思考の壁」をぶち破る力が発揮されます。
「問題解決思考」において大切なことは、とにかく「ポジティブ」な考え方です。
ゼロベース思考もまさにポジティブシンキングのうちのひとつ。
過去の経験や既成概念に目が向いて、否定的な思考になっていては根本的な解決策にはたどり着かず、問題を繰り返すことになるでしょう。
そもそも問題とは?
そもそも「問題」って何でしょうか?
この問いかけに対して一言で返答できる人って実は結構少ない印象です。
「今年度の院内ヒアリハっと報告数は全部で50件でした」という報告があったとします。
これは問題でしょうか?
仮に毎年5件しかないA病院からすれば大問題でしょうし。毎年300件近くの報告があるB病院からすれば、50件というのはある意味目指す目標なのかもしれません。
そもそも問題というのは、「目標と現状のギャップで解決すべき事柄」であると言われています。
つまり、現状を踏まえた上で立案した目標の高さに応じて、ギャップは大きくなりますので、解決すべき問題も大きくなるということになります。
「問題」には3つの種類があります。
一般的には「発生型の問題」というのが俗にいう問題として捉えられがちですが、これはあくまで今目の前で起きている問題にすぎません。
先述の通り、問題とは目標と現状のギャップで解決すべき事柄です。
目標が高ければ高い程、問題は大きくなっていきます。
目の前には起きていないけれども、探せば出てくる問題や、遠い未来を夢見て高い目標を立てるとギャップも大きく出てきますので、それに伴う解決すべき事柄もでてくるでしょう。
この通り、問題と言うのは目の前に起きていることだけをいうものではないということは知っておくと良いと思います。
問題解決をスムーズに進める「心理的安全性」
最近、この「心理的安全性」という言葉が比較的用いられることが多くなってきているような気がします。
それだけ、組織における大切な要素と認識されているという事でしょう。
メンバーがいかに前向きになるかどうかは、「幸福感」に左右されます。
前向きな発言や自分らしさが認められる空気感があれば、メンバーの積極度合いも変わっていきますし、結果的に生産性が向上するものです。
そのためにも、リーダーや管理職の方々は以下を意識してみると良いでしょう。
上図の通り、「心理的安全性をを高める4つの因子」に着目することです。
結果的に連動して、右側の「心理的安全性を損なう4つの不安」は徐々にでも取り除かれていくことでしょう。
医療機関の職場は忙しく、時として喧々諤々としていることもあります。
これは医療機関に限らずですが、忙しさに追われてしまうと誰もが心理的安全性を失っていくもの。
そういう時こそ、リーダーが心理的安全性を高める努力を忘れてしまっては元も子もありません。
最後に
今回の新コンテンツは、医療従事者向けに作成していますが決して医療現場に限らず、どのような領域においても同じことが言えます。
問題を解決に導くための、モレダブりのない思考法は是非とも身につけていかれることをお勧めします。
なぜなら劇的に「同じミス」が減っていくからです。
そして、その先にリーダーや管理職の方々の「心理的安全性」を高める工夫を加えると、組織力は続々と向上し、生産性が劇的に向上してくものと考えます。
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