【中小企業診断士】夏のインフルに感染して改めて。
こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。
暑い日が続く中、先日まさかの突如42度の熱発に襲われまして…。
受診したところ、コロナかと思いきやインフルエンザA型陽性でした。
インフルエンザに感染したのは、おそらく15年以上ぶりでしたが、心身共にやられました。
そんななかで少し考えさせられることがあったので、忘れないうちに書き留めておこうと思います。
不測の事態はいつ起こるか分からない
自然災害や感染症の蔓延など、様々な要因によって、防ぎようのない不測の事態というものは起こりうるものです。
そのようなリスクを想定して、計画の消込ができているかということを改めて見直させられました。
今回のように自分自身がインフルにかかって動けなくなった時にどうするか、という視点も当然大切なのですが。
忘れがちなのが、お客さん側に何かあって業務がストップしてしまった時にどうするか。
不測の事態は本当に「不測」なので、想定しておくしかありません。
仕事の協力を依頼できるパートナーを作っておくもよし、当初から納期については、ある程度リスクを想定した期間設けて置くもよし。
シャドープランというものは絶対に必要であるということを改めて感じさせられました。
体調管理は自分事だけではない
若い頃、私は製薬企業のMRで接待づくりな毎日でした。
当時はまだ業界でも接待が許されていた時代で、帰宅するのが毎日朝4時とかでした。
でも、何より若いがゆえの体力で何とか持ちこたえてたのでしょう。
今、この歳になると当然そんなことできるはずもありません。
自分の体調のことが問題ということではありません。
私には愛する妻がいます。
私が体調を崩して仕事ができなくなってしまうと、妻が悲しみます。
自分一人の問題ではなくなってくるのです。
これは、広い意味ではお客さんにも健康でいてもらいたい思いにも繋がります。
一緒にお仕事させて頂く方の体調管理は、そのご家族も共にされていることを私は常に頭に入れていたいと思っています。
改めて、「仕事」と「家族」への想いを考え直した瞬間でもありました。
斬新な発想は、健康な脳に灯る
「しんどい・・・」「だるい・・・」「眠い・・・」
こんな言葉が口癖になっていたりしませんか?
それは身体は健康だったとしても、脳が健康でない状態にある場合もあります。
当然、今回の私のように42度の高熱の中で「新製品開発のプランを!」と言われても、絶対に無理です。
最低限、身体が健康である時に、初めて脳に新たな灯が宿るものだと思っています。
私が中小企業診断士の診断実習の時、チームでとことん悩みに悩んで、脳みそから煙が出ているさなか。
リーダーが「15分休憩を入れよう」と言ってくれました。
トイレに行って、コーヒーを飲みながら、ソファーで背筋を伸ばした瞬間。
驚くほどの「解」が下りてきたのです。
もう自分なりにも感動的でしたし、お客さんも喜んでくれる提案ができました。
おそらく、あの「15分休憩を」といった時間が、私の脳を整理する健やかな時間になったのかもしれません。
これぞまさしく「インキュベーション」の瞬間だったのでしょう。
それも、全て「健やかな状態」にこそ、下りてくる斬新なアイデアなのだと思います。
最後に忘れないように
私は生まれてから、阪神淡路大震災、東日本大震災をともに経験しました。
阪神淡路大震災の時は大阪府に、東日本大震災の時は千葉県におりました。
ビジネスの為、うんぬんから少し話は逸れますが。
被害を受けた方々を本当に多く目の前で見てきました。
前職時代、プライベートでも本当に仲良くしてくれたお客さん。
ある日、近所の公園でばったり会って「おっす!」と言ってくれて以来。
そのまま帰らぬ人となったことを、私は今でも絶対に忘れることはありません。
いつまでも「今」という時を大切に、貴重な瞬間を生きていきたいと思います。
そして、中小企業診断士として価値ある社会の為に、日々貢献し続けたいと思います。