【オンラインセミナー登壇告知】中小企業のための「戦略と中期経営計画」立案手法(2025年1月17日)
こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。
2025年1月17日に、大阪経済大学主催、一般社団法人日本経営協会共催による「経営いろは塾」(オンラインセミナー)に登壇することとなりました。
実は経営いろは塾は今年度2回目登壇で、2023年度も登壇させて頂きました。
今回は今年度最後の経営いろは塾ということで、「中小企業のための『戦略と中期経営計画』の立案手法」というテーマで登壇させて頂きます!
そもそも「経営戦略」は何のため?誰のため?
大企業、特に上場企業となると経営戦略と中期経営計画は公表されていますが、誰向けに発信しているものだと言えるでしょうか。
大企業は自社の夢ある発展に向けた地図をもってして、まずは投資家向けに発表されます。
さらに、戦略や計画を作るだけではなく、自社の従業員や関連企業にも周知させます。
即ち、企業を取り巻く全てのステークホルダーに対して立案され、発表されると言えます。
では、株式を公開していない非上場企業や中小企業は誰のために?という疑問が出てくるかもしれませんが、これは基本的には大企業と同じと考えて良いでしょう。
ただ、中小企業の株式オーナーはほとんどが経営者であることがほとんどです。
経営戦略を立案することでオーナー(≒経営者)に報告する=自社の発展に向けて意思決定の指針となる、ということになるわけです。
では、全ての中小企業が経営戦略を策定しているか?というと果たしてどうでしょうか。
上図の通り、大半は立案しているモノの過去10年間で一度も策定したことがないという企業も約3割程度存在しているのも事実なわけです。
戦略立案に求められる「一貫性」
以下の図をご覧いただき、皆さんが課長、一般従業員だとしたらどのように感じますか?
社長が言っている「国内」で「コンビニエンスストア事業」を新たに展開する、という戦略に対して、事業部長は「新製品開発」や「グローバル展開」を掲げています。
これでは「一貫性」があるとは言えませんね。
以下に、戦略立案の全体像を示します。
企業における戦略の立案には上図の通りの体系の中で、上流から下流に向けて立案されていくというプロセスをとります。
ここで大切なことは「全てが一貫していること」です。
上流から下流に向けて一貫性が乏しくなることは、その時点で戦略は実現されないと考えるのが良いでしょう。
「中期経営計画」とは?
戦略があれば、それを実現させるための「計画」が存在してしかるべきです。
では「中期経営計画」の「中期」って何を指しているのでしょうか?
長期でもなく、短期でもなく、「中期」とはどのくらいの期間を一般的に指しているか?
一般的には「中期経営計画」とは「3-5年後の自社の将来を描く計画」とされていることが多いです。
5年以上先の未来なんてわからない…
1年や四半期先の未来ではそこまで変わっていない…
環境変化が激しい今の時代では、3-5年後を見据えた計画を立案することが現実的であるとも解釈されることが多いと言えます。
さて、上段で「経営戦略」の立案状況を紹介させて頂きました。
その上で、「中期経営計画」は日本の企業でどのくらい立案されているのでしょうか?
実は、上場企業でも100%ではありません。
非上場企業でも4分の1程度は策定していないというのが現状ということになります。
環境変化が激しい、道なき道を手探りで突き進むのと、3-5年後の将来を予測して道筋を仮説でも作って動くのと、果たしてどちらが効率的であり、効果的であるか?ですね。
最後に
今回は「開催予告」として経営戦略と中期経営計画の概要について簡単に解説いたしました。
セミナーではここから具体的な計画立案の仕方と手順について解説いたします。
ブログでも以降、少しずつ解説していきたいと思いますので参考にされてみて下さい!
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