【経営コンサル】企業研修紹介「中小企業のリスキリング推進方法」
こんにちは、中小企業診断士の諸岡です。
昨今話題の「DX(Digital Transformation)」が進められるに伴って、必要とされているのが「リスキリング」です。
大人の学び直しって本当に重要なことであり、真の「ヒトへの投資」に繋がります。
しかし、組織としての理解や文化として根付くものがなければリスキリングは企業には根付きません。
本日は「中小企業のリスキリング文化の導入」についての研修セミナーコンテンツをご紹介したいと思います。
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「大人の学び直し」が少ない日本人
今世界各国で「学び直し」が必要とされています。
なぜなら、どんどんAI技術が発展し、人間が定型業務としてやっていた業務がデジタル化されていっており、人間として求められるスキルや知識は「定型業務」には必要ないからと言われています。
世界経済フォーラムにおける「ダボス会議」という会議で、「2022年時点で世界で7,500万の雇用が失われ、新たに1億3,300万の新たな職が生まれる」と言われていました。
だからこそ、新たな職に就けるように「リスキリング」が必要なわけです。
では、現状日本人は「大人の学び直し」をどれくらいやっているのでしょうか。
要は、小中高大学を出て社会人になってから、どのくらい勉強していると言えるのか?
上図は、国内GDPに対する人材投資額の割合を示したものを、経済産業省の公表資料より抜粋しました。
ご覧の通り、日本は世界各国の「ヒトへの投資」の割合と比べても明らかに低く、さらに年を経るごとにその割合は低下傾向にあることが分かっています。
では、日本の大人はなぜ勉強しないのか?
それは「なんとなく」なのです。
転職などの機会があれば勉強するのかもしれませんが、そういった機会も少ないからという理由もありますが、リクルートワークス研究所のアンケート結果によると「なんとなく勉強しない」というのが理由なのです。
勉強するきっかけは?
何かしら行動を起こすには「きっかけ」というものが必要になります。
誤解がないように申し上げるとすれば、正直「きっかけ」がなければ勉強はしないという考え自体が間違っているのでしょうが、大抵の人は「限界」や「壁」を迎えた際に、自分のスキルの物足りなさを感じることが多いでしょう。
これを「限界認知」と言います。
ちなみに「アンラーニング」とは「捨てる学び(=これまでの仕事に関わる知識やスキル、考え方を捨てて新しいものに変えていくこと)」を指します。
やはり、人は新たな環境で苦労したり、修羅場を経験したりした時に「限界認知」に達し、その勉強をするきっかけを生み出していくわけです。
私の「リスキリング」
私は35歳の時から、15個の資格を取得しました。
現在は「中小企業診断士」として前職を退職して新たな人生を送っています。
その計画(?)は、実は35歳の頃から虎視眈々と始めていたのでした。
自分自身の仕事が営業(製薬企業MR)だったこともあり、薬の知識は豊富でした。
しかし、薬の知識が豊富な営業マンというのは、営業マンとして当然のことだったのです。
では、その営業スタイルを人に伝える、指導することができるかというと完全に「感覚的」なものだったため、様々な角度から知識が必要であると感じたのでした。
私の「限界認知」は当時の自社の本部の人達から「営業バカ」と言われたことだったのです。
「お前は営業しかできない」と言われたことが、自分の気持ちを奮い立たせたのです。
めちゃくちゃ売ってましたし、地域でもトップMRと自分で思っていましたが、営業しかできないと言われると何も言い返すことができず、それが事実だったのです。
それから私はむちゃくちゃ勉強しました。
知的財産
マーケティング
経営学
財務会計
IT関連
統計学
ロジカルシンキング
証券投資
事業承継・M&A
デザイン
そして、中小企業診断士
現在は医療における経営学と、税理士の勉強中。
日本で一番勉強する中小企業診断士を目指しています。
そして、どのような状況下におかれても活躍できるスキルを身につけていきたいと思ってリスキリングを続けています。
こんなに楽しい人生を送ることができるなんて、本当に幸せです。
私の「ランナーズハイならぬライセンスハイ」のブログ記事はこちらをクリック
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リスキリング文化定着に必要な「ソーシャルラーニング」
「ソーシャルラーニング」というのは、「巻き込む学び(=他者を積極的に巻き込みながらともに学んでいくこと)」のことです。
自分一人だけで勉強するのではなく、チームとして、組織として人を巻き込んで勉強することが「リスキリング文化」を組織に定着させることにおいては重要なことなのです。
そしてこれは、誰かが中心になってやっていかなければなりません。
これを誰もやらないから文化として定着しないわけです。
一番は経営者がチェアを取ることが重要。
経営者というのは、常に学び続けています。
自社の発展、または維持において絶対条件です。
そしてその思いをまずは従業員のメンバーにしっかりと伝え、腹落ちさせることが勉強させるための第一歩です。
前提が崩れると、絶対に続きませんし、無駄な投資に終わってしまいます。
まずはこの「輪」を築き上げることに注力することから考えることが必要です。
そしてリスキリングの意識を向上させるためには、組織内のみならず組織外(職場外)の人とのコミュニケーションも重要です。
自社の常識は、他社の非常識と言われることも良くあります。
自分の視点に留まることなく、多くの人とコミュニケーションをとる中で、刺激を与えあい、学ぶ気持ちを向上させる仕組みを作ることが大切です。
「学び」は楽しい!
私は43歳になって今でも「知らない」と言えることは幸せなことだと思っています。
当然知らないことの方が多いですから。
何でも新しいことを知って自分の脳の引き出しを増やすことは何よりも成長です。
負担に思わず、楽しみながら学ぶことが最も継続する秘訣です。
弊社の研修セミナーは演習をふんだんに取り入れ、楽しみながら学んで頂くことができます。
自社に楽しく学び直す文化を取り入れてみませんか?
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